《完全初心者向け》古文書入門に最適なおすすめ本3選!

おすすめの古文書入門書3選
お悩みひつじ

古文書とかくずし字の知識は全くない初心者だけど、イチから教えてくれるやさしい入門書はないかな~?

そう思っている方へ、この記事では最適な古文書・くずし字の入門書を紹介します。

初心者の方で、「古文書やくずし字がどういうものか全然分かっていない」という方でも、ここで紹介する本を読めばムリなく学んでいけるはず。

くずし字ってそんなに簡単に読めるものなの? 私には無理では……」と心配に思っている方は下記の記事もご参考ください。初めてでも、ちょっとした文章ならすぐに読めてしまうのできっとびっくりしますよ◎

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目次

《完全初心者向け》古文書入門に最適なおすすめ本3選!

「古文書の読み方」といったタイトルの本はたくさん出版されています。

しかしうっかり手にとってみると、最初の章からとてもむずかしそうなくずし字や解説が並んでいて、「うわ~~、これはやっぱり自分には無理、無理!」と思ってしまうような内容のものも。

なので、今回紹介する本は、本当に初心者の方が安心して読み進めていけるような入門書を紹介しますのでご安心ください。あまり構えないで、まずはやさしい説明のある本から読んでみると、古文書の世界は奥が深いけれど、意外に入口は入りやすいということがわかるでしょう。

『知識ゼロからの古文書を読む』古賀弘幸著、幻冬舎刊

初心者におすすめ『知識ゼロからの古文書を読む』

一番おすすめしたいのが、図版が豊富で読みやすい『知識ゼロからの古文書を読む』(古賀弘幸著、幻冬舎刊)です。

この本は、「身近にある<昔の文字>」として、街なかの老舗の看板を読んでみるところからスタートします。お蕎麦屋さんや鰻屋さんなどの看板には、そういえばくずし字がそのまま使われていますね。

その看板の写真をたくさん見ながら、「変体仮名について」、「濁点はいつからつけられるようになったのか」、「御家流や勘亭流など書体について」といった基礎知識が解説されていきます。

私はくずし字を読むにあたってはこういった基礎知識が大切だと感じています。それは今後、実際にくずし字を読むにあたっての大小のヒントとなるからです。この本にはそんな基礎知識が満載。

知識だけでなく、「百人一首」や、江戸時代の教科書である「往来物」、広告チラシである「引札(ひきふだ)」などの読み方指南もたっぷり掲載されています。

まずはこの一冊をじっくりと読み、掲載されている例題にチャレンジしてみるだけでも随分と成長を実感できるでしょう。初心者の方にぴったりの一冊であるのはもちろん、「くずし字はちょっとかじったことがある」という人も、改めて勉強になることもあるかもしれません。

『江戸かな 古文書入門』吉田豊著、柏書房刊

初心者におすすめ『江戸かな 古文書入門』

くずし字を読むためには、まず「仮名」から。

そういうコンセプトで書かれたのが、この『江戸かな 古文書入門』(吉田豊著、柏書房刊)です。

江戸時代の子供たちが寺子屋で学んだように、「往来物」という当時の子供向け教科書などを例題にあげて、丁寧に解説されているので、初心者でもくずし字にトライしやすくおすすめです。

最終的には草双紙にもチャレンジ。江戸時代の庶民が楽しんだ本を、自分も直接読んでみたいと思っている方にはうってつけの一冊です。

ちなみに、作者の吉田豊氏は、古文書研究家であり、江戸時代の草双紙の蒐集家。「自分の物にすると読もうという勉学意欲が刺激され、自然と解読能力がつく」というお考えだそうです。

江戸時代の書物というと、「とても高価で貴重なもの。一般人には手に入らないのでは」というイメージをもっている方もいらっしゃるようですが、実は街なかの古書店や、ネットオークションなどで普通に購入できます。金額も当然内容によりますが、数千円~数万円くらいの手頃なものもたくさん。

「実物を手にしてモチベーションをあげたい」という方は、無理のない範囲で実物を手にしてみるというのもおすすめです。和本や浮世絵の実物を手にして勉強になることも多いですよ。私も蒐集はしていませんが、数冊ほど購入して楽しんでいます◎

『やさしい古文書の読み方』高尾善希著、日本実業出版社

初心者におすすめ『やさしい古文書の読み方』

最後に紹介するのは、『やさしい古文書の読み方』(高尾善希著、日本実業出版社刊)です。

この本は、実践的なものではありません。そのため、文字そのものの一つひとつの説明があるわけではないので、この本を読んでくずし字が読めるようになる、というものではないということをご承知おきください。

この本は、「古文書」というものがどういったものなのか、全体像を教えてくれる興味深い一冊です。

古文書を読めるようになるメリットは、というと、「直接史料が読めるようになる、昔の人々の生の暮らしや考え方が見えて来る」というものがありますが、その実例が具体的に掲載されています。

例えば、豊臣秀吉は普段から漢字よりも仮名をもっぱら使用していて、息子への手紙には自分のことを「とゝ」(今ならパパみたいな感じでしょうか)と書いていたようです。人物像がイメージしやすくなって、ぐっと親近感がわきませんか?

また、手書きでなくとも、木版で摺られた刊本には煙草を落とした痕があったり、手垢がつくまで読み込んだものがあったりと、実物の古文書から読み取れるものは、文字以外にもたくさんあるのです。

単なる「くずし字を読む」という部分を越えた、古文書の読み取り方、深い付き合い方、魅力がたっぷりと書かれています。

「今すぐくずし字が読みたい!」という方には向いていませんが、長く古文書を楽しみたいなら、こういうことも知っておくと考え方の幅が広がるな~と思いました。ご興味をもった方はぜひ。

まとめ:ハードルを下げて楽しく始めるのが一番!

以上、初心者の方がムリなくスタートできるおすすめの古文書入門書の紹介でした。

  • 『知識ゼロからの古文書を読む』古賀弘幸著、幻冬舎刊
  • 『江戸かな 古文書入門』吉田豊著、柏書房刊
  • 『やさしい古文書の読み方』高尾善希著、日本実業出版社刊

3冊ともいずれも良書ですのですべて読まれてもOKですが、どれか迷う方はまずは『知識ゼロからの古文書を読む』が一番初心者の入門書としては良いかと思います。

古文書やくずし字に興味がある方は下記の「古文書読解のためのロードマップ」という記事もぜひご覧ください。

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今回の記事が、あなたにとって少しでも有益であればうれしいです。

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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